淀川通信 第20号  ・・・ やって来た冬鳥たち

2008年11月22日、23日  

木枯らしの合間を縫って、2日間淀川をうろつきました。
22日は晴れ時々曇り。日が出ているときには暖かいが、日が陰ると寒さが堪える。
23日は晴れのち曇り。良い天気に誘われて、ちょっと遠くまで行ってきました。

※以下の写真をクリックすると大きくなります

例によっていつもの鉄橋から出発です。

一日目はここから下流へ、
2日目は上流に向かって
ママチャリを走らせました。
まずは、クイナのポイントへ、
でも、影も形もなく、、、
もし居たとしても、
まだ、葦が茂っていてとても、
姿が見えるようではありませんでした。

写真は卵を抱えたカマキリ。
ドアップで写真をとろうとしましたが、
近寄りすぎて逃げられてしまいました。
無事、卵を産む場所を見つけられたかな?
↓ コサギと   ダイサギ ↓
まだ早いかなぁ、と思っていましたが、
やって来ました。チュウヒです。
先週の寒さで、一気に南下してきたか?

飛んでいる背景はビルですが、その下は
↓の様な吉原です。
大阪、梅田の繁華街からすぐの所です。
2日目は午後から曇りとの予報を押し切って上流方向へ、
おゃっ!と思うとハクセキレイに混じってセグロセキレイ。
淀川のこの辺では結構珍しいです。
こちらはヒバリ。
天気が良いと冬でも囀ります。
もっとも、飛び上がらずに草の中で、、、
こちらはオカヨシガモ。
地味ですが、よく見ると繊細な模様で
なかなかいい感じです。
このオカヨシガモやヒドリガモは植物食で、水草を食べます。
首を水の中に突っ込んで、水草を食べるのが普通ですがホテイアオイは
好物のようです。このように、葉っぱを全部食べられて浮きだけになった
ホテイアオイの残骸がいっぱいです。右は10月のホテイアオイの写真。
一方、もう一つの淀川の困った外来種のボタンウキクサはあまり好みではない
ようですが、他に食べ物が少なくなると、食べないこともないようです。
下はボタン浮き草を食べる、オオバンとヒドリガモ(メス)。右はヒドリガモ(オス)。
南アメリカ原産のホテイアオイとアフリカ原産のボタンウキクサが、淀川で繁殖し、
シベリアから来たカモの餌になっているのは不思議な感じ。
こちらもシベリアから来たツグミ。
もっと寒くなると、芝生に下りて餌を
探しますが、この季節は
まだ山にいる頃。
気の早い奴が少数川原まで
来ていますが、
木上に止まっていて地面には
降りてきません。
今日はここまで来ました。
距離は往復で30Kmほどですが、
ここにたどり着いたときにはそろそろ、
日が陰ってきて大慌てで帰りました。
しんどかった。
茨木市と寝屋川市を結ぶ淀川新橋から、
上流を望む。
今日はここの公園まで来ました。
帰り道に昨年の春、始めてヌートリアを
見た場所を覗きましたが、
やっぱり居らず。
今春からヌートリアを見ていないが、
どうしているんだろうか?
本日の出現鳥リスト 2008年


二日で合計40種。

なかなかの成果でした。
(まじめにやればもっと伸びたな)
11/22 11/23
カイツブリ科 カンムリカイツブリ
ウ科 カワウ
サギ科 ダイサギ
コサギ
アオサギ
ガンカモ科 マガモ
カルガモ
コガモ
ヨシガモ
オカヨシガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
ホシハジロ
キンクロハジロ
ワシタカ科 チュウヒ
クイナ科 バン
オオバン
シギ科 イソシギ
カモメ科 ユリカモメ
カモメ
ハト科 キジバト
カワセミ科 カワセミ
ヒバリ科 ヒバリ
セキレイ科 ハクセキレイ
セグロセキレイ
タヒバリ
ヒヨドリ科 ヒヨドリ
モズ科 モズ
ヒタキ科 ジョウビタキ
ツグミ
ウグイス
シジュウカラ科 シジュウカラ
ホオジロ科 ホオジロ
アオジ
オオジュリン
アトリ科 カワラヒワ
ハタオリドリ科 スズメ
ムクドリ科 ムクドリ
カラス科 ハシボソガラス
ハシブトガラス
二日で40種! 33 34
今日は意外にも初めての鳥が多かった。
カワセミは居そうで、なかなか見れなかった。餌には困らないのだから、
これで巣を作る土手(崖)があれば繁殖できるのに。
セグロセキレイ・タヒバリは意外。
シジュウカラもビックリ。充分な林があるのに、、、
今日も1羽だけ迷子になったのか?しきりに鳴いていました。
感想は
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