淀川通信 第17号  ・・・ イタチ特集!

2008年4月6日  

今日もいい天気です。
先週に続いて、昨日今日と炎天下の中をうろついて消耗気味です。
はっきり言って「焼けてます」。真っ黒です。今からこんなに焼けてどうするの?

今朝は朝から、布団を干して淀川に出発!
朝一からと思っていましたが、結局、出発したのは8時半、、、反省。
まずはクイナのポイントへ、先週はいたけれど、、、今日は姿が見えず。
やむなく、下流へ、、、少なくなったカモを見ながら、去年見たヌートリアはどうしてるかなぁ?
とぶらぶらとママチャリを流します。
潮の引いた干潟では、久しぶりに望遠鏡を取り出して、走り回るコチドリを見ます。
それにしても、淀川の干潟はシギチはほとんど居らず、ツグミがゴカイを捕っています。
去年はムクドリがハマシギのように干潟を走っていました。(・・;

引き返してきて、もう一度クイナのポイントへ、
ようく見ると、目が出始めた葦の根元に居るではないですか!
パンを投げると、駆け寄ってきて、、、、でも、パンをくわえると
すぐに、藪の中へ、、、どうも愛想がないなぁ、、、

と思っていたら、いきなりですが、
イタチです。
クイナのはいった茂みの中から、、、
突然、顔を出しました。

道理で、クイナがすぐに逃げたわけです。
枯れた葦の茎の中に頭を突っ込み
吹き寄せられた、ゴミの下も、、、
『何見てんだよ!(恕)』

って、感じでしょうか?

クイナが出てこないなぁ〜、と
タバコをボーっと吸っていたときの
事でした。
こんなにすばしっこい奴の写真が
撮れるとは思っていませんでした。
しかも、ピーカンの太陽の下で、、、
クイナのポイントの向こうの木に
いつもとまっているモズ。
今日は特に機嫌が良くて、
ヒバリが鳴くと、ヒバリの物まね。
上空をカワラヒワが飛ぶと、
カワラヒワの物まね。
ホントに百舌してました。
こちらも、クイナのポイントのカメ。
(たぶんアカミミガメ)
いつも、日向ぼっこの時には
首を伸ばしています。
「やっぱり、甲羅だけではなく、
 少しでも、体を温めたいのかなぁ」
と思って、よく見たら、手前の奴は
前後の足まで伸ばして、
陽に当てていました。

気分は空飛ぶガメラ?
こちらはクイナのポイントの真上に
いつも居る、スズメ。
クイナが出てこないとこれを見て
暇つぶししてます。
結構、起用に投げられたまま、
忘れられたパンを見つけ出して
採っていきます。
これで、3Mくらいの距離かな、
上のカメまではザッと5M。

こちらは、ムクドリ。
パンに反応する奴の中で、
一番すばしっこい。
華麗にパンを取っていくのは
空中キャッチのユリカモメですが、
ムクドリはさっと走りよって、
かすめ取っていきます。

この写真で2M弱かな。
この距離になるとコンデジでも
迫力あるでしょ?
パンによってくる中で、一番ドンなのが
こちらのドバト。
すぐ近くまで来るんだけど
大きなパン切れだと、咥えて振り回し、
飛んだところを、結局ムクドリやスズメに
取られてます。
でも、こいつはずうずうしく
すぐ近くまで来るので、こいつが居ると
他の鳥も安心して、近寄ってきます。
どのくらい近くまで寄ってくるかって?
手に乗ります。捕まえたこともあります。
きょとんとしてました。
他に何も居なくて、暇なときにはドバトにパンを投げます。
すると、ユリカモメやスズメ、ムクドリなどどんどん鳥が集まってきます。
しかも、ドバトが人のすぐ近くまで寄っていくので、釣られる様に他の鳥も
近寄ってきます。カラスもキジバトもハクセキレイまで、、、
一番近くに来たドバトには大きめのパン切れを投げます。
それを咥えて振り回すと、パンが飛び散って大勢の鳥が取り合いになり
大騒ぎになって、ここに人が居ることをまったく意識しなくなり、
カラスまでも、3Mぐらいまで近寄ってきます。 もちろん、クイナも出てきます。

ところで、今日のイタチはその後、身のこなしも軽く2,3回跳ねて姿を消しました。
何しろ、ウォーキング・ジョギング・サイクリング・フィッシング、
人通りの多い場所ですから。
イタチの写真を撮って気分がよくなり、
上流に向かって愛車を走らせます。
上流には川岸に潅木が茂っていて、
面白そうなところがたくさんあります。
昨年は今頃アオジが囀っていました。

今年は、、、
ハハハ、いました。ベニマシコです。
こんな、暖かい日に
ベニマシコを見るなんて!
しかも、この右からはエゾムシクイが、、、
日本で冬を過ごし、これから北の国に向かうベニマシコと南の国から来てこれから
高山に向かうエゾムシクイを同時に見るなんて、、、
冬と夏の交差する、春の淀川でした。
淀川左岸の堤防から下流を見る。
正面、右手は豊里大橋。
広い河川敷はバーベキューをする人、
ジョギング・サイクリング・サッカー・
ラグビー・昼ね・いろんな人がいます。
もちろん、鳥を見てる人、
鳥の写真を撮る人もいます。
鳥の数より、人の数のほうが
多いかもしれないけど広い場所は
いいものです。

こちらは、
豊里大橋から上流を見たところ。
正面奥に見える藪がベニマシコと
エゾムシクイのいたところです。
って、言っても想像つかないですよね、

ブルーシートのテントや
不思議な耕作地がたくさんある
一角の明るい藪の中に意外な鳥が
居ました。
真っ青な空を映しこんだ淀川。意外にきれいでしょう?
ベニマシコの写真を撮った後、もう少し上流まで行きました。
お腹もすいたし、もう戻ろうかと(今日はおにぎりを持って来なかった!)、
最後の休憩に川べりでタバコを吸って居ました。
周りには枯れた水草の茎と釣り人。
その水草の上に子犬のような、、、、
ヌートリア!こんなところで生きていました。
水草の上(意外に浅いか?)でしばし毛ずくろいをして、
おもむろに、水に入って枯れた水草の茎を食べ始めました。
去年、始めて見た時には水中に生えた藻をもぐって採っていました。
もうじき、水中の藻も水辺の草も生えてきます。
食べるものには苦労しなくなるでしょう。

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